ふるさと北区 区民祭り2016
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先日、10月1日(土)・2日(日)の両日 ふるさと北区・区民まつりが行われました。
滝野川歯科医師会も、この催しに参加しました。
会場は3ヶ所ある中で、滝野川会場≪滝野川公園・滝野川体育館≫を担当しました。
私は、2日(日)にお手伝いで参加しました。当日は天気も良く、来場者数も多かったそうですが、みなさん行かれましたか?
今回の歯科医師会での催し物として、“かんたん噛むガムチェック‼”噛む力がどれくらいあるのか?知ってもらうために、検査キットのガムを2分噛んで頂いてガムの色の変化で、ご自分の咬合力を知ってもらうという試みです。
さて、自分の噛む力がどのくらいかご存知ですか?人の噛む力は自分自身の体重ほどの力があると言われています。お口は健康の入り口であり、その口腔機能は人が生きていくうえで食べること、話すことなど大切な働きをしています。同時に咀嚼(そしゃく)することによって栄養素を摂取し、全身の健康の保持増進を図ります。また、咀嚼により脳への血流量を増加させたり、認知症の予防にもなります。
よく噛むこと、咀嚼することで大脳の満腹中枢が働き、早食い、食べすぎを抑制し、肥満防止にもつながります。その上、咀嚼することで唾液が分泌され、その中のホルモンにより若さを保ちます。消化を助けるとともに、お口の中の細菌や食べカスを洗い流す作用があります。この作用により、歯科疾患や嚥下(えんげ)性肺炎の予防にもなります。
さらに、噛むこと、咀嚼することは運動機能向上にも役立っています。スポーツ選手がよくガムを噛んでいる姿を見ますが、それはストレスを緩和し、運動反射能力を高め、筋力を増進するという効果があります。また、よく噛むことで顔の筋肉が活性化し、表情が豊かになります。
最近、メタボリックシンドロームという言葉をよく見たり聞いたりします。メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とは肥満(内臓脂肪の蓄積)により体内で糖や脂肪の代謝異常が起きる生活習慣病です。肥満にならないようにするためには、「しっかり噛む、咀嚼すること」です。このように、噛むこと、咀嚼することの効用は多くあります。よく噛んで食べることが健康への第一歩と言えるのです。よく咀嚼することにより、いつまでも健康を保ち、おいしいお料理やおしゃべりしながら楽しく食べられる幸せを噛みしめましょう。
今回の体験結果ですが、みなさんしっかり噛めている人が多く安心しました。中には、弱い方もいらっしゃいましたが、是非この機会に歯科医院に受診することをお勧めしました。
最後になりますが、実は、仲間の先生方と体験してみました。結構2分間噛むということは長く、それだけ普段噛んでいないのだと実感しました…(笑)今回、使ったキッドはネットなどで購入できるそうです。興味のある方は、是非体験しみてください。
お知らせ
来月、13日(日)“北区介護あんしんフェア”が開催されます。当日は、歯科無料相談で私も参加していますので、歯の事なら何でも相談下さい。
毎年参加していますが、年々相談される方が多くなっています。相談内容も様々ですが、時にセカンドオピニオン的な相談もあります。詳細は下にリンク先を貼っときますので、ご興味のある方は、是非ご覧ください。
https://www.city.kita.tokyo.jp/kaigo_yobo/kenko/koresha/kenko/genki.html
投稿日:2016年10月22日 カテゴリー:未分類