歯ぎしり予防

歯ぎしり予防
bruxism

歯ぎしりの原因とは?

睡眠

歯ぎしりの原因は、ストレスによるものがほとんどです。

仕事や夫婦・家族の問題・自分や家族の病気・身近な人の死・育児や老人の介護による精神的肉体的なストレスが原因となります。心の変化と関係がありそうですね。

ストレスや心が落ち着かないときに、人はその発散のため体をゆすったり歩き回ったりいろいろな仕草をします。歯ぎしりも同じですね。ストレスがあるときには、そのストレスを発散させるために歯ぎしりを必要としているのです。

夜間の歯ぎしりは無意識状態のため想像以上に強い力が出ており、身体に負担をかけている可能性があります。歯ぎしりによって、歯をすり減る・知覚過敏・歯が割れる・修復物の脱離・歯周の悪化・歯を揺らす力になってしまいます。

歯が歯ぎしりによって揺れると、歯茎を退行させ、歯を支えている顎(アゴ)の骨を消耗させて溶かしてしまう危険性があります。

さらに顎関節症や頭顔面および頸や肩や腕の疼痛を発生させる原因の一つであるとも考えられています。

ちなみに、歯茎が退行してしまうのは、ハブラシの仕方が原因だと思われていましたが、実際には歯ぎしりによる影響が圧倒的です。

治療方法

1.噛み合わせを治療する方法

噛み合わせの調整や矯正治療をして物理的に歯自体を治療する方法や、虫歯を治療することで歯ぎしりを防止する方法です。

2.マウスピースを使用する方法

歯ぎしりを起こさないように予防する方法として、専用のマウスピース(ナイトガード)を装着する方法です。周囲に対する騒音の防止、歯の破壊、歯周病の悪化、顎関節症を防止します。

3.ストレスの軽減をはかる

歯ぎしりの原因は心理的要因によるものが多いとされています

4.自己暗示療法(歯ぎしりを意識させる)

自分自身に暗示をかけて意識させる方法です。

多くの患者さんの場合、歯ぎしりしていることを意識していないので、意識させることでやめるように心がけていただきます。