入れ歯ができるまで

入れ歯ができるまで
denture flow

入れ歯ができるまで

入れ歯ができるまで

入れ歯完成後は…

新しい入れ歯は、入れたその日からうまく噛めるとは限りません。 ある意味でこれからがスタートです。

調整にお越し下さい

義歯はセットしてから調整が必要です。歯肉の痛いところや噛み合わせを調整します。何度か手を加えていき、よく噛めるようにしていきます。また、義歯は強い力が歯茎にかかるため、歯茎が傷ついたり痛むことがあります。平均で慣れるまで4回~6回程度かかります。そんな時は、早めにご連絡下さい。

調整の流れ

できあがった当日

初めは多少違和感があると思いますが、歯茎などの粘膜に接する部分と噛み合わせの調整を行います。できるだけ柔らかいものから少しずつ噛むようにし、徐々に入れ歯に慣れるようにして下さい。

翌日~3日後

はじめは、軟らかいものから食べていただきます。無理をして普通の食事をとると歯茎を傷つけてしまい、入れ歯を使い続けることが難しくなりますので、ご注意ください。また、この時期に入れ歯が歯茎に馴染んでくることによって、入れ歯がいくらか沈みます。沈みでできた差分をこのタイミングで再度調整します。

1週間後~2週間後

少しずつ新しい入れ歯に慣れ、口の周りの筋肉が張りを取り戻すと、衰えていた噛む力が戻ってきます。この段階でさらに調整が必要になります。放っておくと、歯茎や粘膜に負担をかけ、傷がついて痛みが出てしまう場合もあります。必ず、調整を受けてください。

約1か月後

食べることはもちろん、話すことに慣れてきます。口の周りの筋肉が戻り、噛む力がついてきて、口の周りのシワも減ってきます。ここで一連の調整は終了です。

定期健診にお越し下さい

定期検診

定期的なメンテナンスを受けて、あごの骨や粘膜、噛み合わせのチェックを受けるようにしましょう。入れ歯の種類によっても差がありますが、使用期間が長くなるほど、人工歯の磨り減りが起こり、入れ歯と歯茎の隙間が空いてしまう、入れ歯を支えている歯が弱ってきてしまう…など、様々な不具合が出てきます。

このような状態にもかかわらず、合わない入れ歯を我慢して使い続けてしまうことで、噛み合わせの崩れが起こり、歯茎の粘膜を痛めてしまうことになります。

残っている歯を守り、快適な状態で入れ歯を使い続けるためにも、定期的な口腔内のチェックと残存歯の清掃、そして入れ歯のチェックはとても大切です。

歯茎の状態は日々変化していきますから、必ず定期的に来院しましょう。歯茎がやせてきたり、義歯を支えている歯が弱くなったりすると義歯がガタついてきたりします。

そんな時は必ずご連絡ください。異常がなくても半年に一度は点検のためにご来院ください。